銃と信仰―それでも銃規制に反対する

銃と信仰ーこの二つは相容れない正反対のもののように思っていましたが、国家に相対する「信教の自由」と、アメリカ合衆国憲法修正第2条の「市民の武装権」とは、アメリカ人の心の深いところでつながり、彼らの精神構造を形成しているんだなあと思いました。 Read more …

Merry Christmas 2012

A baby in Bethlehem brought hope in the deepest darkness.

やみの中を歩んでいた民は、大きな光を見た。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が照った。旧約聖書イザヤ書9章2節

 

イタリヤの地震予知裁判と福島第一原発の事故

イタリヤの地震予知裁判の実刑判決、行き過ぎを批判する声が多いが(私も刑事責任まで問うのはどうかと思うのだが)、福島第一原発の事故を考えると、刑事責任を問いたくなる国民感情も理解できなくないと思う。福島第一原発では死者が出なかったからよかったものの、もし死者が出ていれば、安全、安全と言っていた、本来ならば原発事故のリスクを分析して、警告するべき立場にあった、いろいろな組織(そこには学者も多く属していよう)の刑事責任を問いたくなるのではないだろうか。自然科学の学者として科学的真理を探究することと、社会的役割を担っている者として社会責任を果たすこととの微妙なバランスを考えさせられる事件だったと思う。控訴審にも注目したい。