銃と信仰ーこの二つは相容れない正反対のもののように思っていましたが、国家に相対する「信教の自由」と、アメリカ合衆国憲法修正第2条の「市民の武装権」とは、アメリカ人の心の深いところでつながり、彼らの精神構造を形成しているんだなあと思いました。
銃をもつこと(あのような悲惨な事故があってもなお銃規制に反対する声)はアメリカ人にとっての「護憲」の砦なのかもしれません。日本人にとって、信教の自由を守る闘いと過去の戦争に対する反省とが心の奥深いところに突き刺さり、日本国憲法第九条が「護憲」の砦となっているように。
「米国の銃規制と自民党の改憲草案 その2」も勉強になりました。
イエス・キリストはこの世の悲惨な現実を目の前にして「べき論」を語るというより、現実を徹底的に冷静な目で見据えておられたと思います。